4
◯議長(
橋本康容君) あらかじめ
会議時間を延長いたしておきます。
───────── ◇ ─────────
◎
会期の
決定
5
◯議長(
橋本康容君)
日程第1、
会期の
決定を
議題といたします。
お諮りいたします。
今期定例会は、本日から6月22日までの16日間といたしたいと思います。これに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と言う人あり〕
6
◯議長(
橋本康容君) 御
異議なしと認めます。
よって、
会期は16日間と
決定いたしました。
───────── ◇ ─────────
◎
市長提出議案第58
号~議案第67号
及び
報告第2
号~報告第12号の上程、
説明
7
◯議長(
橋本康容君)
日程第2、
市長提出議案第58号
平成19
年度小松市
一般会計補正予算外9件及び
報告第2号外10件の以上の21件を一括して
議題といたします。
市長より
提案理由の
説明を求めます。
市長、
西村徹君。
〔
市長 西村 徹君登壇〕
8
◯市長(
西村 徹君) おはようございます。
平成19年第4回
市議会定例会の
開会に当たり、提出いたしました
議案の
概要と所信の一端を申し述べさせていただきます。
初めに、さきの4月22日に
執行されました
市議会議員選挙において
皆様方が見事当選され、
組織議会を経て新しい
体制での
市議会がスタートいたしましたことに対し、心からお喜び申し上げます。
皆様方は、私も含め、有権者によって選ばれた立場にある者として
市民の願いと夢を託されたわけであります。
人口減少社会の到来など、
社会情勢が大きく
変化する中にあって、
医療、
福祉などの
社会保障や
子育て支援の
充実、
環境問題への対応、
教育の
振興などさまざまな分野において、多様で高度化する
市民ニーズにこたえていくことが求められております。
これからの
市政運営に当たりまして、
皆様方とともに全力を尽くしてまいりたいと思っておりますので、特段の御
支援、御
協力を賜りますようお願い申し上げます。
さて、去る3月25日に発生した
能登半島地震については、
県内過去
最大級の
地震として、輪島市を初め
能登地方を中心に
死傷者320名、全
半壊家屋2,166棟、一部
損壊を含め1万9,000棟余の
建物被害のほか、電気、
水道等のライフラインの
損壊や
能登有料道路の一部遮断など、非常に大きな
被害をもたらしました。また、現在でも多数の方々が
応急仮設住宅での生活を余儀なくされている
状況であります。
このような事態に対応して、
本市では、
地震発生の当日、直ちに
緊急消防援助隊8名、
給水活動支援として4名、計12名の
職員を現地に派遣するとともに、これまでに
被災建築物応急危険度判定業務、
罹災判定支援業務のほか、
巡回健康相談、
ごみ収集業務、
上下水道復旧業務など、
延べ50日間、430名の
職員等を派遣し、
復旧支援に努めてきたところであります。
また、
企業、
団体、
個人等からの
義援金受け付けなどの
支援活動についても積極的に実施しているところであり、今後とも
同一県内で起きた
激甚災害として、全面的な
支援体制を継続していきたいと考えております。
いまだ震災の傷跡が残っている
被災地の一日も早い
復旧、復興を願うとともに、今後とも
危機管理に万全を期し、
市民の安全、安心の確保に努めてまいりたいと思っております。
次に、5月16日から23日にかけて実施された
在日米軍再編に係る
戦闘機訓練の一部
移転に関してであります。
訓練移転については、
小松基地を恒久的に
米軍基地にはしない、
訓練期間は年約4回、
年間合計約4週間とするなどと定めた
日米共同訓練に関する
協定書を初め、
各種協定の範囲内であることや、
国土防衛の観点から、昨年7月に
市議会並びに
飛行場周辺を初めとする
市民の
皆様方の御
理解を得ながら、
受け入れ容認に至ったものであります。
今回の
共同訓練は、ことし3月に福岡県の
築城基地で行われた
共同訓練に次ぐ2回目の
訓練であり、
訓練規模としては比較的小規模な
タイプIとして実施され、
米軍からは
嘉手納基地所属の
F-15
戦闘機5機並びに
訓練支援部隊を含め約80人の
米軍人が参加し、
小松基地所属の第6
航空団を初めとする
航空自衛隊との
共同訓練として実施されたものであります。実際の
訓練については、
訓練期間中の土曜日、日曜日などを除く
実質4日間、計6回実施されました。
その際、
大阪防衛施設局により
市内15カ所において
騒音測定が行われましたが、一部地点においては
小松飛行場周辺協議会並びに
市職員の立ち会いも実施いたしました。
騒音測定結果については、
自衛隊機と
米軍機との大きな相違は認められなかったとのことであります。
今後の
訓練実施時期については
決定していないとのことであり、今後とも速やかな
情報提供を求めるとともに、
訓練移転の
受け入れに際して要請した
安全対策、
騒音対策、
治安対策、
地域振興対策等の実現を重ねて要請したところであります。
議員各位並びに
市民の
皆様方の御
理解を賜りますようお願い申し上げます。
それでは、現在までの
市政の
執行状況について御
報告いたします。
本年4月より、さらなる
地方分権の推進や複雑、多様化する
行政需要に的確に、かつ迅速に対応するため、副
市長2人
体制とするとともに、新
教育長を迎え、新たな
執行体制をスタートさせているところであります。
行政組織につきましては、新
工業団地整備を
専属スタッフで積極的に推進するための
工業振興室、
平成20
年度から新たに創設される
後期高齢者医療制度の
受け入れ体制を確立するための
後期高齢者対策準備室、
財産を専門的に管理し、新たに
地籍調査業務を行う
資産管理室を新設するなど、時代の
変化と
市民の
ニーズに的確に対応した
体制に一部見直しを行ったところであります。
また、
市東部地区の
人口増加や
交通量の増大に伴い、
発生リスクが高まってきている
火災や急増する
救急事案に迅速に対応するため、西軽海町地内において中
消防署東出張所を開設いたしました。
出張所では、初めて
救急車、
ポンプ車各1台を配備しており、懸案であった
東部地区における
出張所設置により、市域全体の
消防力、
救急救助体制の
充実が図られるものと考えております。
5月12日、13日には、お
旅まつりに合わせ、第9回
子供歌舞伎フェスティバルin小松を開催いたしました。今回で3回目の
出演となる
松尾塾子供歌舞伎、初
出演の岐阜県揖斐川町
子供歌舞伎を迎え、
地元小松市との
子供歌舞伎の競演は、おかげさまをもちまして両日とも大
盛況のうちに終えることができました。
また、
曳山子供歌舞伎についても、
大文字町、京町の両当番町による上演が
延べ二十数回にわたって行われ、特に
市役所前広場で行われた
曳山曳揃えは、
会場を埋め尽くした
観客を魅了し、大変な
盛況を呈しました。
さらに、ことしは
地元出身の
石田寛人金沢学院大学学長原作で、
加賀藩3代
藩主前田利常公の命で
辰巳用水を開削した
小松の
町人板屋兵四郎を描いた
地元ゆかりの
新作歌舞伎「
辰巳用水後日誉『
稲葉左近館の場』」が
大文字町により上演されましたことは、
大変意義深いことでありました。
また、5月26日には、
歌舞伎フェスティバルで
勧進帳の長唄、はやし方を務めた
市内の
児童生徒ら25名が、
アマチュア団体としては初めて
東京歌舞伎座で開催された第34回
俳優祭に参加いたしました。第1回
フェスティバルのときから
勧進帳の
子供役者たちを御指導いただくなど、
本市の
子供歌舞伎に深い御
理解と御
協力をいただいている宗家第12代
市川團十郎丈の御尽力により実現した非常に名誉なことであり、
小松の
子供たちの演奏は
会場を埋め尽くした
観客の盛大な拍手を得ることができました。
これらのことは、「
歌舞伎の
まちこまつ」「
勧進帳のふるさとこまつ」の奥行きをさらに深め、
市内外において
歌舞伎の
まちとしての
イメージ定着化が図られたものと思っております。今後とも、伝統ある
子供歌舞伎のさらなる伝承、発展を願うものであります。
次に、
平成18
年度の
決算見通しについてであります。
歳入のうち、
市税については、好調な
企業業績を反映した
法人市民税の
増収などにより、
市税全体で前
年度に対して約10億円、7%
程度の
増収となる
見込みであります。その一方、国における
地方財政規模の
抑制方針や
市税の
伸び等により、
臨時財政対策債を含めた
実質地方交付税が、前
年度対比8.4%、6億3,000万円余の
大幅減少となりました。
また、
歳出面では、
職員の
早期退職に伴う
退職手当の
増額や国の
平成18
年度補正予算に対応した
平成19
年度予定の
事業の前倒しなどで
追加が生じましたが、その他の
歳出経費の効率的な
執行と徹底した節減に努めた結果、当初
予算で計上した
財政調整基金からの取り崩し
予定額を7億円から6億円に減額した後、5億円
程度の黒字を確保する
見込みであります。
平成19
年度の
予算執行に当たりましても、
社会経済状況が大きく
変化する中、
歳出予算の
執行管理に万全を期すとともに、
歳入予算の動向を慎重に見きわめ、
状況変化に的確に対応した
執行に努めてまいりたいと考えております。
それでは、今
議会に提出いたしました
議案の
概要について御
説明申し上げます。
提出いたしました
議案は、
予算案3件、
条例案3件、その他の
議案4件、
合計10件であります。
初めに、
補正予算案の
概要についてであります。
補正額は、
一般会計1億8,669万1,000円、
特別会計4,159万1,000円、
合計2億2,828万2,000円となっております。その結果、
補正後の
予算累計額は、
一般会計で409億6,669万1,000円、全
会計の
合計では1,001億7,260万4,000円となります。
それでは、
補正予算案に計上いたしました主な
施策の
概要について御
説明申し上げます。
第1に、「住みよい
まちをめざして」であります。
阪神・
淡路大震災、新潟県
中越地震、そして今回の
能登半島地震など、我が国においてはどこで大
地震が発生してもおかしくない
状況にあります。
地震による
建築物の
倒壊等の
被害から国民の生命、身体及び
財産を保護するためには、
建築物の
耐震改修を促進することが重要であります。
本市では昨年7月に、昭和56年以前に建築された
一般住宅を対象とした
耐震診断、
耐震改修工事に対する
助成制度を創設したところであります。本
年度に入り、
簡易耐震診断パンフレットを全世帯に配布をするなど
防災啓発活動に努めた結果、
市民の
防災意識の高まりもあり、既に当初
見込みを上回る申し込みがありましたので、
耐震診断助成に対する今
年度分事業費の
増額を行うものであります。
第2に、「いきいきと輝く
まちをめざして」であります。
学校現場における
いじめの根絶は大きな問題であります。
本市では、
いじめ、不
適応対策緊急事業として、本
年度より心の
相談員の増員や全中
学校に対する
研究支援を通じて、
児童生徒の
社会性や
人間関係の形成に努めているところであります。このほど、
いじめや
問題行動に対する
県単独補助制度の創設による
補助内示がありましたので、
所要事業費を計上いたしております。
また、
子供たちに望ましい
食習慣を身につけさせるため、
学校における
食育をさらに
充実するとともに、家庭や
地域との連携を密にした効果的な
食育を推進するための
調査研究を行います。
第3に、「ひらけゆく
まちをめざして」であります。
インターネットの
高速通信環境の構築、すなわち
ブロードバンド化は、近年、必要不可欠な
社会資本整備となってきております。
本市では、
民間事業者単独での
整備が期待できない中
山間地域の
ブロードバンド化を促進するため、本年4月に
小松市
ADSL基盤整備事業費補助金交付要綱を制定したところであります。
今回、未
整備地区であります
金野局、
瀬領局において
一定規模の
高速インターネット加入が見込まれる
状況となりましたので、
ブロードバンド化を図るための
経費につきまして、
要綱に基づく応分の
助成を行うものであります。
第4に、「のびゆく
まちをめざして」であります。
初めに、新
工業団地についてであります。
適地調査によって絞り込まれた
候補地のうち、先行して
整備計画を進めている
矢田野地区について各
関係機関との
協議を進めた結果、
整備手法を一部見直しする必要が生じましたので、
予算調整を行うものであります。
用地取得及び
造成工事の
早期着手と
カタログ販売を行うことにより、一日でも早く分譲できるよう努めてまいります。
農業関係では、中
山間地域における水稲以外の多様な農作物の導入による
複合経営を進めるための
助成や、木場潟の
水質改善を図るための
環境に優しい肥料を活用した
農業モデル事業に対する
助成を行います。
林業関係では、
フォレストコミュニティ総合整備事業の
追加補助内示がありましたので、
林道北谷線の
早期完成を目指し、
事業進捗を図ってまいります。
一方、
災害関連では、
能登半島地震に対する
復旧支援に要した
経費の一部を計上するとともに、
安宅海岸白砂青松再生モデル事業として計画的に
整備してまいりました
人工リーフ2基が
冬季風浪により被災いたしましたので、
復旧に要する
経費を計上いたしております。
以上が
補正予算案の主な
施策の
概要であります。
財源といたしましては、
国県支出金、
市債など
特定財源のほか、前
年度繰越金1,569万7,000円などを充当いたしております。
なお、
条例案といたしましては、
小松市
火災予防条例の一部を改正する
条例についてなど3件、その他の
議案といたしましては、
市道路線の認定について、
専決処分の承認を求めることについてなど4件を提出いたしております。
このうち、
平成18
年度の3月31日
付専決補正予算につきましては、3月
補正後に生じた事由に基づく
歳出予算の
整理を初め、
市税、
財産売払い収入、
市債等の
歳入予算の
最終整理と
財政調整基金繰入金の
減額補正などが主な内容であります。
また、5月31日
付平成19
年度老人保健特別会計補正予算の
専決処分につきましては、
平成18
年度における
給付費等の
支払い実績に対しまして、
国庫支出金の
歳入が不足することになりましたので、
決算手続の一環として
平成19
年度歳入の
繰上充用を行ったものであります。
なお、前
小松市議であります今江町・
川一彦氏より
社会福祉のためにと御寄附をいただきましたので、御意思に沿って有効に活用させていただくことにいたしました。御厚志に対しまして改めて厚くお礼を申し上げます。
その他の
条例案等につきましては、本日からの
日程に従い、
担当部課長より
説明申し上げますので、私からの
説明は省略させていただきます。
最後に、去る4月17日、御自身の
選挙期間中にもかかわらず、志半ばで凶弾に倒れた
伊藤一長前長崎市長の御冥福を衷心よりお祈り申し上げますとともに、
民主主義の根幹を揺るがすこのような暴挙が二度と繰り返されることのないよう、心から願うものであります。
以上で
提案理由の
説明を終わりますが、何とぞ慎重御審議の上、全
議案について御承認賜りますようお願い申し上げます。
以上でございます。
───────── ◇ ─────────
◎
次会日程報告
9
◯議長(
橋本康容君) 以上で、本日の
議事日程は終了いたしました。
お諮りいたします。
明8日から12日までは
議案調査などのため休会いたしたいと思います。これに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と言う人あり〕
10
◯議長(
橋本康容君) 御
異議なしと認めます。
よって、明8日から12日までは
議案調査などのため休会することに決しました。
次会は、6月13日午前10時から
会議を開き、
市長提出議案に対する質疑並びに
市政一般に対する質問を行います。
───────── ◇ ─────────
◎
散会の
宣告
11
◯議長(
橋本康容君) 本日はこれにて
散会いたします。
散会 午前10時24分
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